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おやじによる
おやじブログ

2021.10.26不動産のこと

不動産整理のお手伝いはおやじ不動産

私よりもひとまわり以上先輩の方がぶらりと来店され

「自分の名義ではないが親族が相続した住宅を

どうしたら良いかアドバイスして欲しい」

との相談内容です。

 

具体的にお聞きすると、

どうやら相続者はお姉さんで

運転免許もなく自由に動く事がままならない為

弟さんが相談に来たが、

姉も弟も現在持ち家であり相続した家は

親が住んでいた住宅である、とのこと。

 

建築後約40年程経過している家で今は『空家』。

どうしたものか悩んでいるとのこですが、

それぞれの子供さんは既に長野市外に居住し

将来にわたり長野市に帰ってく予定はない、と

話されているとの事である。

 

自分たちとすれば親が残してくれた財産だから

できれば将来に残していきたい考えが

あるがどうだろうか。

いくら位で貸し出しできるものなのかも知っておきたい。

が、プロの目からはどうか教えて欲しい。

 

答えはNOですね。

 

一般住宅を貸家にするには

安易に考えている方も多いですが、

第三者に貸すためには貸家としての

準備が必要であります。

 

築40年の家であれば、

キッチン、トイレ、洗などの水回りをはじめ、

エアコン設置、内装工事などでざっと見積もっても

100万円近くの修理費用がかかります。

 

家賃5万円と想定して100万円の元を回収するのに

20ヶ月約2年近くかかり

そこからが本当の儲けになります。

 

住居系の賃貸借契約は通常2年契約ですから

最初の入居者初回契約の満期を迎えて、

かけた費用の元がはじめて回収できますので

先の長い長い投資ですね。

 

これが若い年代の方であれば薦める事もできますが、

私よりも先輩であれば

「もう無理はしないで下さい」と

進言させていただきます。

 

親から受け継いだ不動産ですから

売却することが正しいかどうかは

第三者が判断出来事ではないですが、

さりとて次世代に先送りしても

良い事でもありません。

 

今回の相談者さんには

『売却』される事で

不動産価格の査定を提示させていただき

査定書を持ち帰って親族会議を開き

方向性を見出していただくことにしました。

 

不動産整理は悩みのつきない事ですが

おやじ不動産と一緒に考えていきませんか。