おやじによる
おやじブログ
2018.10.10不動産のこと
実は!!駐車場経営も大変なんです!!
こんにちは。
おやじ2人で毎日頑張って営業中!
おやじ不動産こと不動産屋リアルト長野の
樋口 正志 です。
長野市内を走っていると、『月極駐車場』と書かれた看板にあちらこちらで出会います。
どうして月極と書いて「ツキギメ」と読むんでしょう??
私はこの業界に入る前は普通に「ゲッキョク」と読んでいました。てへ
まぁそんなことはさておき、空いている土地の活用方法と言うと何があると思いますか?
すぐに思いつくのがアパート建設でしょうか。
しかし、これは資金をどうするか等検討材料も多く、即実行するとなると結構難しかったりします。
では、借地として土地を貸し地代を受け取る方法はどうでしょうか。
これはこれで、土地を貸し出す相手を見つけるまでの時間がかかります。
不動産屋や建築屋にも依頼しなければならないし、貸した土地がきちんと還ってくるかも心配です。
そこで!
駐車場はどうでしょうか??
土地をならし、トラロープを引いて、『月極駐車場』の看板を付ければ、
今日からでも立派な駐車場として土地活用が出来ちゃいます。
別に不動産屋に依頼をしなくても、看板に連絡先として自分の電話番号を掲載すれば
利用希望者から問い合わせが来て、簡単な契約を交わして、お金さえ頂ければ立派に
賃貸経営が出来ます。
アパートのように入居者が決まるかどうかや、家賃滞納、入居者同士のトラブルなどなど
何の心配も無く、土地を貸していれば毎月決まったお金が入るのです。
素晴らしい!
だからあちこちに『月極駐車場』の看板があるんだ~。なーる。
・・・って、本当に??
本当に駐車場経営は心配ごとがないものなんでしょうか??
実際にはこの駐車場経営も苦労が多いのですよ。
駐車料金を踏み倒して逃げられたり、車を放置したまま行方不明になってしまったり、
雪が降れば「雪かきやってよ!」とクレームを受けたり・・・。
当社でも大家さんから管理委託を受けて駐車場の管理をお手伝いしていますが、
以前とんでもない目に遭いました。
それは1本の電話から始まりました。
当社管理の、とある駐車場の空車確認の電話が来たんです。
偶然にも空車有だったのでその旨回答すると、早速明日から契約したいです!とのこと。
電話の後すぐ来店し、駐車場使用申込書に住所・氏名・電話番号・駐車車両を記入してもらい、
契約金を受領し、大家さんにも署名捺印をいただき契約が開始されました。
然したる確認もせずに契約手続きを行ってしまったのです・・・。
これがいけなかった!
毎月の駐車料金については、契約者から直接大家さんの口座へ振込みしてもらう駐車場だったため
当社では入金状況が把握できなかったのですが、3ヶ月程経過したところで大家さんから
「〇〇さん(問題の方です)から入金ないよ」との連絡がありました。
そこで申込書に記載された電話にかけると、
「お客さまがおかけになった電話番号は現在使われておりません。」
のアナウンスが。
掛け間違いかと思い、何度も掛けますが同じアナウンス。
電話が駄目なら、と催促状を送付しますが、今度は「宛先不明」で戻ってきます。
それならば!と記入された住所を訪ねてみたら
全くの別人がでてきたのです!!!
事情を話すと、前にも他に名前を使われていたようでした。
なんてこと・・・。
駐車された車両にも『至急連絡せよ』の貼紙を施すものの、
車を見に来る様子も、取りにくる様子も無く、そのまま放置。
車両ナンバーから持ち主の名前を確認しようとしても、
個人情報のため手続きを踏まないといけないらしく、教えてもらえませんでした
大家さんにも事情を説明し不手際をお詫びしながらも、これからの対策を協議します。
当社でも始めて経験するトラブルでどうして良いか分からないでいましたが、
司法書士の先生から良きアドバイスをしていただき、何とか解決をすることが出来ました。
結局解決までに要した時間は約半年!!
費用は数十万円!!
・・と、高い高い授業料となってしまいましたが、大変良い勉強になったと思っています。
専門家である不動産屋でさえ手玉に取られてしまうのですから、
一般の方が簡単に駐車場を経営すると言っても大変だと思います。
当社では駐車場の管理だけはもちろん、土地所有者さんから駐車場を一括で借り受ける
契約もしていますのでお気軽にお問合せ下さい♪
それでは~。
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