おやじによる
おやじブログ
2020.06.04地域のこと
令和3年春開催予定の「善光寺御開帳」までもが一年延期となってしまいました
長野市のランドマークであり私の心の拠り所「善光寺」
数え年で七年に一度、秘仏である御本尊様の御身代わりとして
「前立本尊」を本堂に迎え全国から沢山の観光客の方に
お参りしていただく盛儀であります「御開帳」ですが、
新型コロナウィルス感染拡大の影響から、
令和3年春に開催 される予定を一年延期し、
令和4年春へと日程を延期致しました。
長野市の松代(まつしろ)町から御開帳の度に
「回向柱(えこうばしら)」が寄進され、善光寺本堂前に建立されます。
この回向柱と前立本尊の右手とが善の綱で結ばれ、
回向柱に触れることで仏の慈悲が伝わり、
本尊に触れたことと同じく ありがたいご縁が結ばれると言われています。
ただ、この回向柱に触れるまでには何時もの善光寺、
長野駅前でも考えられない人混みでたいへん長い行列が出来ます。
まるでハロウィンで賑わう澁谷の街の様です。
最盛期には1時間以上待つことも珍しくありません。
コロナウイルス感染予防の観点にたてば、「3密」のうち、
密集、密接は絶対に避けられません。
また、ソーシャルディスタンスを保つことも難しいです。
人々の間隔を2mとればその行列は善光寺から長野駅まで続く
「中央通り」をも埋め尽くしてしまうでしょう。
御開帳は4月3日から5月29日に開催されますが、
この時期の長野市は観光にはとても良い季節となります。
最高気温が氷点下のままという寒い寒い冬を乗り越え、
桜の蕾をつけはじめ、山にはフキノトウが顔を見せ始める
4月上旬 から始まる善光寺の御開帳。
善光寺周辺には「城山(じょうやま)公園」という
桜が見事に咲き誇るエリアもあります。
5月のGW頃の暑い時には25度を超える日もあり、
味噌ソフトを食べての散策もしたくなるほどです。
コロナウイルスで観光がストップしてしまった観光長野市にとって
善光寺御開帳の延期はたいへん大きな衝撃です。
不動産業にはどのように影響が出てくるかは今のところわかりませんが、
マイナスはあってもプラスはないでしょう。
大好きな善光寺の一大イベントが一年延期された事は、
善光寺さんが「コロナウイルス」の恐ろしさを知らせるための
お告げだと思い再来年まで何とか踏ん張って
おやじ不動産を盛り立てていきたいと思います。