おやじによる
おやじブログ
2019.07.03おやじの日常
本日の不動産相談~購入すべきか?賃貸でいくべきか~
こんにちは。
おやじ2人で毎日頑張って営業中!
おやじ不動産こと不動産屋リアルト長野の
樋口 正志 です。
2019年も半分が終わり、残り6ヶ月となりました。
令和という元号に意外とスムーズに入れたのはやはり「和」がついているからでしょうか。
昭和生まれで昭和に青春時代を過ごしたおやじには、なんだかんだと「和」が似合うのでしょう♪
美味しい店を紹介したり、かかりつけのお医者さんを紹介したりと、いろいろ書いてきましたが
そのシリーズも既にネタ切れになってきまして・・。
さあ、次は何をやろうか?と考えたのですが、
やっぱり不動産屋なので、ここは原点に戻り、
『不動産のこんな相談ありました』というものをシリーズにしていこうと思います!
あまり具体的な名称や背景は問題があるので書けませんが、だいたいの相談内容とそれに関するおやじの考えを書いていきます!
(実際はお茶をお出ししております)
さてさて、本日相談にご来店いただいたのは45歳の御主人と奥様。
現在家族4人で民間の賃貸住宅にお住まいとのこと。
御主人も奥様も自分の実家は他の兄弟姉妹が継いでいるため、実家を相続することは考えていない。
今後の事を考えると、このまま賃貸で家賃を払い続けるのが良いのか??
それとも中古住宅でも良いので購入して自分の城を持つのが良いのか??
という相談内容でした。
この相談内容って実は結構多いのですが、これという決定的な回答が出来ないのが本音のところです。
なぜかと言いますと・・
まずは不動産を購入するケースで考えていきましょう。
住宅ローンを返済期間35年で借入した場合には、ローン完済時は御主人80歳です。
80歳でやっと住宅ローンが終わるのです。考えただけでも心配になってしまいますね。
35年間一生懸命ローンを返済した時には自分の身体と一緒で家もあちこち傷んでいます。
完済してから更にリフォームだなんだで、また出費が必要になる場合もあります。
例えば3,000万円の家を金利1.5%(現実的にはもっと低い金利で借入できますが)、
ボーナス加算なし、35年返済では月額約92,000円です。
今の支払い家賃が月額70,000円とすれば、あと22,000円は、何かを節約すれば満更手が届かない金額でもありません。
もちろん購入時に頭金として1,000万円くらい投入できれば、借入金額も減額され、家賃の支払いより少ない金額で済むかもしれません。
が、しかし、今ここでその1,000万を使っても良いのでしょうか?
2人の子供さんが大学へ進学希望があるの、と言っているのに使えますか?
東京の大学に進学し、一般的な賃貸住宅に住んだら、学費やら家賃やら生活費で、4年間で最低でも700万から1,000万くらいはかかります。
ここで頭金1,000万を出すのはやはり勇気が必要です!
と考えると頭金はもう少しおさえて借入限度額まで目一杯借入をしていきますと上記のような計算になっていきます。
結構たいへんな金額を支払いますが、いずれは『自分の所有』になります。
次にこのまま賃貸で行くとした場合ですが、
大家さんに家賃を払い続けても、大家さんから感謝されるだけで、決して自分の所有にはなりません。
でも子供が巣立ったあとは、もう少し狭くて安いアパートに引っ越すこともできます。
もし隣家に布団を一日中叩くおば様がいたとしても、速攻で移転することもできます。
家を買ってしまえば、例え近隣に気に食わない人がいても我慢しなければいけません。
と言うように、どちらが良いというのはいくら説明しても、これ!という回答が出来ないのが事実です。
借りているという状態が嫌で、兄弟や甥っ子の住宅まで世話を焼いている私は、断然購入派ですが、賃貸で自分流のライフスタイルを描いている方も素敵だな、と思います!
本日の相談者の方にも明確な答えを導いてあげることは出来ず申し訳ありませんでしたが、購入か賃貸かは実は誰にも答えは出せないはずです。
でも購入したいと考える方は出来るだけ早く購入しましょう!
80歳までのローン返済は身体的にも、心理的にもキツイものがありますからね。
それでは~。
おやじ不動産こと、リアルト長野のホームページはこちら