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おやじによる
おやじブログ

2022.07.06おやじの日常

土地の価格いくらまで下がりますか?

今までまったく取引もなく勿論面識すらない
〇〇〇ホームの営業担当者らしき人物から
弊社で販売している土地について問合せがあった。
開口一番「この土地いくらまでならさがりますか?」
こちらが「?」である。
閉店近くの総菜やお弁当じゃあるまいし
そんなに簡単に値下げするとでも思っているの
魔訶不思議な営業マンだ。
 
土地販売は、
仕入れ価格に単純に利益を乗せているわけではなく、
土地の境界確認及び
実測量の費用、
余計なフェンスや土留め等の撤去費用、
土中の試掘費用等目にみえない費用も
売主が負担している。
場合によっては上下水道の引き込みも
売主が負担している場合がある。
1+1が販売価格ではなく、
買主様に何らの迷惑がかからぬように
事前に相当な費用をかけて引き渡しの準備をする。
それを一面識も無い売主の不動産業者に対して、
アパートの家賃交渉の如く
「いくら下がります?」とは呆れて物も言えない。
足を使わず電話だけで物件を探していても
絶対に良好な土地には巡り合わないだろうし
ましてや売主に対してこの交渉である。
こんな営業マンに
自分の大切な夢を託しているお客さんは不幸だろうな。
 
最近東北エリアでトップ3に入るハウスメーカーが
社員へのパワハラでたいへんな問題になっているが、
住宅の営業は本当にたいへんな仕事であると思う。
私もこの業界に入る前には
基本給3万円+歩合給という
恐ろしい給与体系の住宅会社に在籍し、
日々飛び込みで住宅を建築しそうな家を訪問し
注文をいただくという厳しい世界
足を踏み入れていたので
住宅の営業がたいへんであることは
重々承知はしている。
毎月月末近くなると上層部からの
「今月はどうだ!!!」の電話は
一秒でも早く切ってしまいたいものでした。
土地の価格はそうそうに下がるものではなく
実際のお客様からの購入希望があった段階で
はじめて交渉するものです。
それも可能かどうかはわからないですが)
事務所や展示場で待機している営業も大切ですが、
時には不動産会社をまわって顔を売るののも
大切な営業です。
下がりますか?の前に
名刺交換だけでも済ませておきましょう。