おやじによる
おやじブログ
2023.06.27おやじの日常
煽り運転ならぬ不動産のあおり販売
大手不動産会社が売主物件の場合、
あくまでも売主の自己都合で
商談を進めていく感が強くあります。
先日弊社にて御案内したお客様は
物件をたいへん気に入ってはいた だいたのですが、
金融機関の事前審査を
まだ受けておりませんでした。
というか物件を「 見学してみたい」と思っただけで
まさか購入する方向に話しが進んでいくとは
自分でも思っておら ず、
「物件は気に入ったのでこれで金融機関に行ってきます」
と約束はいただけました。
見学から2週間後になってはしまうのですが、
「冷やかし」ではないはず。
一連の商談内容を売主担当者に告げると、
「 審査結果まで物件を抑えるのは無理だから直ぐに契約だけして欲しい」
「 金融機関へは自分も同行して打ち合わせさせて欲しい」
物件見学をいただき「購入したい!」 となれば
他のお客様に取られてはいけないので
「早めに契約しましょう」とはなりますが、
「幾ら借り入れできるのか」と不安な気持ちもあります。
その気持ちを無視して「 早く契約を、早く契約を」と
『あおる』ようなことをしてはいけません。
お客様に伝えると案の定
「今回の話しは白紙撤回します」と残念な回答。
自分が買主の立場でも同じ回答をしたでしょうね。
何故これほどまでにあおるのか。
問題が一番でしょうね。
当社のような個人経営であれば特段ノルマも無く
「 良い人に早く住んで頂きたい」
と願うことのほうが強いのですが、
上司から「 君、今月のノルマ大丈夫だろうね!!」
と毎日毎日攻められますので、
どんどん急がせ今月の成績にしたいのです。
「不動産のあおり販売」になってしまえば
誰だって気持ちよくないはず。
一生に一度の大きな買物であるマイホームですから、
売主からやいのやいのと言われて
気持ち良いはずがありません。
毎月ノルマがあるのは会社の都合で結構ですが、
上手くいく商談も上手くいきません。
今回のお客様も最後に
「 こんなに煽られたら買いたい気持ちも冷めてしまいますね」
と言われていました。