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おやじによる
おやじブログ

2021.01.21不動産のこと

隣人さんとは日頃から仲良くしておかないと『いざ』の時に売却できません

以前当社の物件を購入いただいたお客様より

紹介いただいたお客様が

中古住宅を探しており仲介出来る物件を探していたところ、

価格も立地も間取りも希望に合い

しかも建築年数も比較的新しい物件情報が出てきました。

早速仲介の不動産屋へ連絡をし

共同仲介させて欲しい旨お願いしたところ、

共同仲介は全く問題ない、

との回答をいただいたのですが、

『仲介は良いけど物件が・・・・』

どうしたのか詳細をお聞きすると、

どうも売主さんと隣人さんとのトラブルがあるようで、

隣人の方が物件を見学に来た人に大きな声を出したり、

水を撒いたりと嫌がらせをするようなのです。

物件的には問題ないもののこのような物件の場合

『告知事項』はどのように説明するべきなのでしょうか。

告知事項とは、物理的瑕疵がある、心理的瑕疵がある、

環境的瑕疵がある、法的瑕疵がある場合ですが、

今回の物件の場合には、心理的瑕疵でもあるし、

環境的瑕疵にも該当するように思うのですが、

いずれにしても隣人トラブルのある物件の紹介はしたくないので、

今回の物件紹介は見送らせていただきました。

 

当社でも過去に購入させていただいた土地で

隣接所有者さんが少し困ったちゃんというケースもありました。

購入の挨拶と近日に行う土地の境界確認の件で連絡をしたところ、

最初から喧嘩腰で自宅ではなく近くの喫茶店に来いと指示され訪問すると、

昼間から酔っているような様子で、

「挨拶に来たのに手土産はねえのか!!!」と大声で叫び出し、

「不動産屋なんだから金一封包んでくるのが常識だろう!!!」

と訳の分からないことを。

別に喧嘩をするつもりもないですが、

強めの言葉で「きちんと話しを聞いて下さいね」と優しく諭し、

持参した『手土産(私の大好きなりんごの木さんの甘いお菓子ですが)』を渡し、

金一封は税務署から止められているので

お持ちできない旨お詫びすると、

だんだんと機嫌も直り話しを聞いていただけるように。

この方も前所有者さんと以前境界の事でトラブルになった事があったので、

私の話しを聞く前から『勝手に土地を売った』と怒り心頭だったそうです。

昼から夕方までじっくりとお話し相手になり、

帰る頃には握手まで求められてしえば困ったちゃんからは

卒業していただきましたが、

一歩間違えば境界確定も出来ない最悪なケースでした。

 

不動産の売買にはたくさんの事例があり

常にスムーズな取引ばかりとは限りません。

今回の物件を当社が売りに出した場合、

物件資料やネット広告に『告知事項あり』と

記載しなければならないのかどうか判断に迷うところではあります。

他の不動産屋の事例ですが可能な限り結末まで教えていただき

今後の勉強に役立てたいと考えます。

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