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おやじによる
おやじブログ

2021.01.20おやじの日常

開業間もない頃のたいへんな時代を思い出しました

2年程前に独立開業された不動産屋の社長さんが
お茶のみ話しに寄ってくれました。

大手不動産会社のFC店で厳しい修業を積み、
独り立ちされた年下でありながらも同業者の立派な社長さんです。

私達もそうであったように、
独立をするという事は『孤独』です。

問題が発生しても、
契約上の疑問が生じても、
経営の不安があっても、
とにかく1人で解決しなくてはなりません。

修業時代には最後は社長がいましたので、
社長に任せてしまえば自分の責任は逃れられますが
独立したらそうはいきません。
1人だととにかく不安になってしまいます。
特にこの異動繁忙期が始まる時期になり、
他の不動産屋はお客さんで溢れかえっているような光景を
目の当たりにしてしまえば、
どうしてあの不動産屋には客がいるのに、うちには来ないのだろうか?」
こんなに一生懸命広告を出しているのに何が悪いのか?」
ほんとうに不安になってしまいます。

この若き社長さんと話していると
開業した頃のたいへんな時代を思い出しました。

今ではおやじになってしまったおやじ不動産でも
開業した頃は2人とも30歳前後ですから
イケイケのやる気に満ち溢れていた時代です。
やる気はあってもお金もお客さんもいない、
話も鳴らない日々に不安で胸が押しつぶされてしまいそうな毎日。
どうしたものかと頭を悩ませ出ない知恵をこれでもかと絞っていた毎日。
苦しかった思い出しかありません。

開業してやがて30年を迎えるまでになり
過去を振り返ってもあっという間ではありましたが
とにかく苦しい思い出しかなかった。
という話しをこの社長さんにお話しさせていただき
生意気ながら励ましをさせていただきました。
『いつまでも他人に家賃を払いたくない自分の持ち家が欲しい』
この単純な動機だけで不動産業界に入り早くも35年が過ぎ、
初心を忘れていたかも知れない自分に改めてムチを入れてくれた、
この社長さんに感謝です。

何時か一緒に売買の仕事が出来るようにお互い頑張りましょう!