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おやじによる
おやじブログ

2021.10.22不動産のこと

実家の解体費用どうする

親から実家を相続しそのまま貸す事も出来ない古い家の場合には、

更地にして誰か親族が住宅を建て替えるか、売却して相続人で分けるか、

くらいしか方法がありません。

 

『更地にする』と一言では云うものの解体費用はバカになりません。

新築住宅にも完全な定価がないように、解体費用にも定価はありません。

解体業者によっても、解体する現場によっても、

解体する建物の構造によっても、それぞれ違ってきます。

 

木造住宅であれば坪あたり4~5万、

軽量鉄骨造なら6~7万くらいの一応の目安はあるものの、

道路が狭く大型車両が入らない、近隣住居が近く防音対策費がかさんでしまう、

通行人が多く警備員を常駐させないといけない等の要因により

プラスアルファが考えられます。

 

一般住宅で木造30坪程度、道路も問題ない、

とする例題であれば約150万円程度を見積もっていれば良いかと思います。

実家を売却するのに150万もかかるの!と思われますが、

これからはこの金額がもっと騰がっていくと考えられます。

 

私が不動産業界に足を踏み入れた35年前の解体は、

大きなハサミがついたような重機で家を一飲みし、

ほぼ一日で跡形もなくぺしゃんこにしてしまい、

酷い解体業者になれば現地で木材を焚火にしていたのもありました。

費用も坪1万程度が相場でしたから30万程度で済んだものですが、

建設リサイクル法が適用される昨今では、手作業により分別処分をしなけれいけません。

このため工期も長くなり3週間から1ヶ月程度はかかるようになってしまいました。

 

今後この解体費用は益々騰がっていくでしょうから

実家を解体したい希望のある方は一日も早く見積されることをお薦めいたします。

『実家の空家』問題は悩み多き問題ですが放っておいても良い問題ではありません。

一緒に考えてみませんか、おやじ不動産と。