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おやじによる
おやじブログ

2021.11.16不動産のこと

ついに中古住宅の売買にまで建築条件がついた

先日とある物件広告を見ていたらこんな中古住宅が掲載されていた
取引態様は「仲介」となっているにも拘らず、
注意事項の一項目にこんな記載が。
「買主は売買契約終了後1ヶ月以内にリフォーム工事を
〇建設との間で締結しなければならない」と。
びっくり仰天でたまげた!
土地の販売で建築条件が付くのはよくある事なので
(ただし、これも自社が売主であるのは百歩譲ってまだ納得出来るが、
仲介で預かった物件に条件つけるってどうなの、と思いますがね)
驚きはないが、
中古住宅の仲介でリフォーム工事の建築条件付きって
なんじゃそりゃですね。
当社でも中古住宅や中古マンションの再販売を手掛けています。
その場合にはしっかりリフォーム工事を施したうえでの再販売ですから
買主様が購入後リフォーム工事は考えなくても
問題がないように仕上がっています。
リフォーム工事分の予算が含まれていての
売買代金ですから予算もたてやすく、
金融機関からの借り入れも面倒はありません。

 
しかし、
このリフォーム工事付中古住宅は
買主様にとってどんなメリットがあるのか、
また買主様にはいくら予算が必要なのか
不安を煽るような販売方法だと思います。
リフォーム工事がされていない状況で
一般の方が家を見ても
どこがどんなふうに綺麗になるのか、ならないのか、
全くもってわかりませんし、
費用も幾らかかるのかその時点ではわかりません。
以前ブログで書きましたがリフォーム工事は
ここもあそこも直したい!」
に取りつかれしまう工事です。
ここを直せばあそこも、
あそこを直せばここも、
と本当に次から次へと希望が湧いてきます。
当然予算もグングンとアップしてしまいます。
その工事をよくわからない建築会社と契約し金額も判明しない、
そんな取引こわいですね〜え!
しかも『仲介』という事は
建築会社からその仲介会社への手数料も考えられ
買主様にとっては踏んだり蹴ったりの予算になってしまいます
調べてみると違法ではなさそうですが「グレーな取引」ですね。
物件購入検討に際して少しでも
おかしいな、怪しいな、と思ったら一旦引きましょう。
「次の買い手が控えてますよ」と煽られても
引いて良く検討しましょう。