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おやじブログ

2021.11.13おやじの日常

いまだに相続税対策でアパート建築の営業がくるっ~!!

既に数棟のアパートを所有し
順調に賃貸経営をされている当社のお客様がいます。
健康管理も兼ねて少しの田んぼと畑は残してあるのですが、
その土地をめがけて頻繁に
「相続税対策でアパートを建てませんか」
大手ハウスメーカーが営業に押しかけて来ます。
 
アパートを建築すれば
固定資産税の課税標準額は6分の1となり
定資産税の減額ができ、
土地は「貸家建付地」となるので
相続税評価額も減額されます。
また、
金融機関からの借入でアパート建築することにより
多額の債務」も発生し
マイナスの資産が債務控除の効果を生み
相続税減額の効果にはなります。
しかし、
効果にはなるものの相続税が
「ゼロ円」になるわけではないのです。
ここが建築会社営業マンの上手い話法で
いかにも相続税を支払わないで済みそうな
雰囲気を醸し出して説得していき、
さらに説得されてしまう方が出て来ます。
相続税対策で多額の借入をし
アパートを建築された方でも
実際の相続がおきれば
税金は納めている方がほとんどです。
ではその税金の原資はどこにありますか。
所有する土地は自宅以外
全てアパ-トにしてしまっていれば
そのアパートを売却して原資を作るしか方法がありません。
「相続税を出来る限り減らしたい」
資産をお持ちの方の永遠のテーマですが
その対策に「アパートを建てる」だけがベストなのでしょうか。
本来残せるはずの財産が残らず
『負の財産』だけが残ってしまうような
アパート建築はもう止めませんか。
 
このお客様にも何度も同じ話しをさせていただき、
残りの所有地はそのままの状態で管理していただき、
農作業が続けられない状況になった時には
駐車場」として運営していくことをお薦めし
納得いただいております。
相続税の支払いは納めてしまえば終わりますが、
借入は30年以上も続き、
自分の子供世代で終われば御の字で、
もしかすれば孫世代にまで続いてしまいます。
既に所有しているアパートの入居者さんが喜ぶ設備の改修工事、
例えばWii無料とか宅配BOXの設置、
エアコン交換、防犯カメラ設置、
駐車場整備等への資金投入のほう
よほど効果のある投資だと思います。
 
相続税対策でアパート建築を勧められて困っている地主さん、
ぜひおやじ不動産と一緒に考えてみませんか。
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