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おやじによる
おやじブログ

2021.12.17不動産のこと

本当は持続していきたい中古住宅

相続で不動産を所有された方が
「自分は住む事はない」ので、
という相談をいただきご縁があり
当社で買取させていただいた中古住宅です。
築後45年とはいうものの
私の年齢よりも新しい家ではありましたが、
改修にどれほどの費用がかかるか判断出来ず
泣く泣く解体することになりました。
外観はしっかりしていますし、
室内の状況もダメというほどではありません。
 
当社では中古住宅を販売する際には
「JIO既存住宅かし保険」に加入のうえ
お客様への引き渡しをさせていただきますから、
購入者の方は安心出来るのですが
当社がこの保険に加入する為には
JIO検査員による検査を受けなければなりません。
雨漏りはしていないか、
白アリ被害は受けていないか、
家は傾いていないか、
外壁の亀裂はないか、
等の多岐にわたる検査を受けます。
検査で指摘を受けない為には
事前にリフォーム業者さんと念密な打合せをし
相当な金額をかけてリフォームを行い、
そのうえでやっとこの「かし保険」
加入する事ができます。
 
以前にもブログに書きましたが本当は
持続可能な家は取り壊さず持続出来れば」
良いと常々感じているのですが、
やはり消費者保護の観点から言うと
厳しいものがあります。
家の中は綺麗になったとしても、
配管は?
柱は?
土台は?
販売した後もいろんな不安を
抱えていかなくていけません。
悩んだあげく結果として
『エイやっと!』と解体し、
新築住宅を建てたほうが不安が解消できます。
 
日本では木造住宅の耐用年数は
22年と言われています。
耐用年数とは
「資産が使用に耐える年数」のことです。
築22年といえば
平成12年に新築された家が
使用に耐えられない家かと言えば
全くそんな事もなく、
余程手入れをしていないとか
住み方が余程悪くなければ、
まだまだ十分に住める家なのです。
 
今回は築後45年ではあるもの、
まだまだ住めるのに勿体ないと
自分でも感じながら
解体させていただいた家でした。
新築住宅を建設する予定でいますので
改めて紹介させていただきます。