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おやじによる
おやじブログ

2023.01.18不動産のこと

入居者目線でリフォームしないと失敗してしまいますよ

アパート、貸家、
マンションの居住用賃貸物件を
所有する大家さんにとっては
勝負の時期が近づいてきましたね。
2月からは本格的な異動繁忙期であり、
また学生さんの入試合否も発表されるので
この大切な時期を逃してしまうと、
何時また自分の物件に
振り向いてもらうことが出来るか
わかりません。
そんな大切な時期を前に
悪魔のささやきの如くやってくる
リフォーム業者』がいます。
「大家さん。ここを直せばすぐに入居者決まるよ」
「大家さん。この設備付けたら明日からでも契約になるよ」
「大家さん、大家さん、大家さん」
空室を抱えてしまった大家さんにしてみたら
まるで『地獄で仏』です。
こんな親切に空室対策のアドバイスをしてくれる
リフォーム業者ならお願いしてみようかと、
発注してしまいますが
「その工事本当に入居者目線になっていますか?」
 
例えば外壁工事はどうですか。
物件を見学に来たお客様は
外壁で物件を決めるでしょうか。
あまりにもボロボロであれば別ですが、
外壁が綺麗汚いで決める方は
まず皆無でしょうね。
逆に外壁はピカピカでも
共用部が汚なければそれでもうアウトです
でもリフォーム業者は
外壁塗装が一番売り上げが上がるし
利益も取りやすいので外壁を勧めます。
こんな風に
「大家さん、外壁のコーキング劣化しているでしょ。
放置しておくと雨水が侵入して入居者さんに
迷惑かかるから足場組んで直ぐに補修しましょう。
足場組むついでに外壁の塗装も施工しちゃいましょう!」
コーキングの劣化補修は大切ですが
だからと言って外壁塗装まで
工する意味はありますか。
この補修は「入居者目線」ではなく
「リフォーム業者目線」です。
 
入居者目線でのリフォーム工事を施工するためには、
一番は「入居者案内もしている」会社
お願いするべきです。
会社の規模によって異なりますが、
自社に入居者募集もしている部門、
リフォーム工事を請け負う部門がある
会社がベストですね。
何故かと言えば入居者と直接話しをする部門の人から、
「こんな設備があれば〇〇ハイツ決まるのにね」
とリフォーム部門に伝わり、
それを基に「入居者目線」での工事が施工できます。
リフォーム工事を施工したならば、
今度はより一層入居者斡旋にも一段と力が入るので
入居決定も早くなるはずです。
 
リフォーム提案を受けたならば
先ずはその工事が「入居者目線」になっているかを
良く検討し考えましょう。
ただし時間はあまりないので
時期を逸しないように気をつけて下さい。