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おやじによる
おやじブログ

2023.04.19不動産のこと

サービスのつもりが痛い高い授業を払う

今春の異動繁忙期もGWを前に
落ち着きはじめてきました。
御入居する皆様には迷惑がかからぬよう
須田と2人で指差し確認ならぬ声出し確認で、
ライフラインの連絡先の伝達、
入居前の個人契約分の書類確認や契約金の精算、
鍵引き渡し時間の確認など
目まぐるしい日々を過ごしてきました。
異常とも言える暖かさで
桜も愛でる間もなく過ごしてきてしまい、
桜吹雪だけを眺めていましたが、
山菜はしっかりと確認済です。
フキノトウはもう駄目ですが、
のびろは今が旬。
たぶんタラの芽は来週あたりが一番芽ですね。
仕事も一段落したから楽しみです。
 
以前異動繁忙期に起きた実話です。
遠方からお越しになるお客様が
物件を見ないで決めてくれ、
こちらとして「超ラッキー!」と喜んでいたところ、
そのお客様から
見に行けないのでカーテンサイズを採寸して欲しい」
という希望が。
こちらとしては案内もせず
決めてくれたのだからそのぐらいはと
い気持ちで採寸へ行きます。
今と違いメールでのやりとりが
当たり前の時代ではなかったので、
寸法を募集図面に手書きし郵送します。
『採寸の数値に相違があった場合でも弊社での責任を負えません』
と一文をつけずに。
そのお客様への鍵渡しも無事に終えた数日後、
烈火のごとく電話が
『カーテンの寸法が違うじゃねえか!』
すぐにそのお宅に駆けつけて
実際についているカーテンを確認しましたが
見たところ特段おかしくはないのだが
奥さんから『長さが1cmも長い!!』と。
どうやら私の採寸はカーテンレールからであって
カーテンを固定するリングからではない為
1cm弱の長さの誤差が生じたようである。
平謝りをするも相手は
『オーダーメイドだから許さない』の一点張り。
買い替える為弁償しろと。
サービスという言葉は一切通じる気配もないし、
この人にかかわる時間と精神的な無駄を考え、
結果相手側が要求する金額を弁償することに。
ただし、
実際に相手が買い替えしたかどうかは定かではない。
こんな契約者が誰かはこの場で言えないが
生まれてから一度は必ず出会う、
というか9年間は必ず接する人間である。
 
今春も実際に見学出来ない方からは
採寸の依頼を受けるが、
嫌ですとは言えないので必ず
『寸法値に誤差があっても苦情は受けられませんが』
の注釈付きでお答えしています。
サービスとは相手の為に気を配り尽くすこと、
とありますが、
尽くしたつもりが痛い高い授業料と
なってしまうこともあるので、
過剰なサービスはやめましょう。