おやじによる
おやじブログ
2018.09.17不動産のこと
『一括借りあげ』だから大丈夫!!って本当に?
こんにちは。
おやじ2人で毎日頑張って営業中!
おやじ不動産こと不動産屋リアルト長野の
樋口 正志 です。
最近、アパートがどんどん新築されていませんか?
こっちにも、あっちにも・・・そりゃーよく見かけます!
これだけアパートが建つってことは、入居者もそれだけ見込めるのかな?
なーんて思ってしまいますが。
その可能性は低いんです!
なぜなら・・・
長野新幹線が北陸金沢まで延伸されて、北陸方面(富山、石川)との
アクセスが良くなって、とても便利になりました。
しかしこれが、観光面での寄与は計り知れませんが、
ビジネスの世界ではかなりの痛手となっています!!
このお陰で、今までは長野市に営業所を構えていた企業が、
長野市の事務所を閉鎖して金沢市や大宮市に事務所を移転しています。
つまり、今までは会社の社宅としてアパートやマンションを借りていた企業が、
他所へ移ってしまっているため、入居してくれる『人』がいなくなっているんです。
それなのにテレビCMや新聞では、
「アパートを建てれば、一括で借り上げてくれ、
大家さんは何もしないで、毎月決まった家賃収入が得られます」
なんて宣伝しています。
が!
本当にそんなおいしい話があると思いますか?
入居してくれる『人』がいないのに、なぜ一括借り上げをするんでしょうか。
よーく考えてみてください!
建設会社が一括で借り上げて、どうやって利益を出しているのかと言うと・・・
建設費用に将来の借り上げ分の費用が含まれているんです。
例えば、「借り上げを維持していくには、10年経過したら外壁を塗装する」だとか、
「○○○のメンテナンスをする」だとか、見積りや契約書にそんな項目が記載されていませんか?
現代の建物は20年くらい外壁塗装しなくても全く問題ないですし、
もし塗装するのであれば、逆に工事ミスを疑ったほうが良いです!
下の写真は昭和62年に新築した築31年の木造アパートですが、
3年前にやっと外壁塗装を施工しました。
それまでは何ら問題もなく、入居者さんからの苦情もトラブルも何もありませんでした。
下の写真は平成23年新築の軽量鉄骨のアパートです。
借り上げはもちろんしていませんが、もし借り上げをしていれば
後3年で外壁塗装の話しが来ることになります。必要だと思いますか?
新築してまだ十分な稼ぎも無く、修繕積立金も十分とは言えない状態で
数百万の塗装工事代金を払えますか?
今後、借り上げ家賃の値下げ交渉は必ず来ます!
空室のリスクはあっても、サブリース契約を一度見直されてみてはいかがでしょうか。
いろいろな工事を無理やりしなくても、入居者さんに入っていただく方法はあるはずです!
当社と一緒に考えていきませんか??気軽にお話ししにいらして下さい♪
それでは~。
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