おやじによる
おやじブログ
2020.08.03おやじチャンネル
お宅の管理しているアパートの「プロパンガスボンベ」を撤去しろと迫る隣人
7月30日に福島県郡山市の飲食店舗でプロパンガスが漏れ
店内に充満し爆発するという事故が発生いたしました。
店舗のガスキッチンをIH調理器へと交換する為の工事中に
何らかの原因によりガスが店内に充満した様子でありその爆風は
半径数百メートルの範囲にもおよび
窓ガラスにひびが入る等の被害があった模様です。
この報道がされた翌日
当社が管理するアパートの隣人から電話が入りました。
「〇〇アパートの隣人だけど、
お宅のアパートのプロパンガスボンベ全て撤去してくれない?」
「はぁ?入居者さんが利用している熱源ですから無理ですね」
「じゃ、プロパンからオール電化や都市ガスに切り替えてくれや」
「莫大な費用が発生するから無理ですね」
「何かあったらどう責任とるんだ!!!」
「何かあっては困るのでガス会社さんの定期点検もお願いしているし、
入居者さんには利用方法の確認も徹底しています」
まあかいつまんで説明するとこのような、
クレームなのか何なのかは意味不明の電話でした。
確かに郡山の爆発映像を見れば
万一プロパンガスが爆発したらと考えれば恐ろしいものはありますが、
このアパートの周辺は 一般住宅は
勿論他のアパートのほとんどがプロパンガスを利用しています。
電話を寄越した本人の家は何を利用しているかは知りませんが、
少なくても半径50m以内には相当数のガスボンベが立ち並んで います。
とりあえず自分の目の前にあるアパートのガスボンベが気になるからと
電話を寄越したのだとは思いますが、
そもそも長野市内 では都市ガスの普及率は約51%しかありません。
転勤等で首都圏から賃貸物件を探しに来る
お客様のリクエスト率の上位には「都市ガス物件」とありますが、
残念ながら長野市内 での都市ガス賃貸物件は
それ程多く無く新築物件と言えどもプロパン物件がほとんどです。
最近ではあまりにもプロパン物件が敬遠されてしまう為、
大手アパートメーカーは苦肉の策として、
キッチンはIHクッキングヒーター その他は
プロパンガス利用と変則的な熱源利用をしています。
ただし、あえて都市ガスを利用できる敷地にも
拘らずプロパンガスを利用するアパートもあります。
これは裏技があり建設会社とプロパンガス屋が・・・・・・・・
(これ以上は何も言えねぇ~)
札幌の不動産会社で室内でガス抜きをして
大爆発を発生した事故の記憶のまだ鮮明にに残っていますが、
ガス爆発にしろ火災にしろ 起したくて起している人はいません。
(偶発的に自身で起こしてしまう方も稀にはおりますが)
ですので定期的にガス会社さんが見回りを行い、
不動産の管理会社が通知を出して注意喚起しているのです。
アパートだから何を言ってきても良いというものではありません。