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おやじブログ

2021.04.13おやじチャンネル

来孫(らいそん)って誰?空家問題で初めて聞いた子孫名

子供、孫、ひ孫までは良く耳にする続柄でありますが、

さらには玄孫、

ほぼ聞いたことのない来孫(らいそん)という

親族名が出てきた不動産の空家に関する問題が発生しました。

先日朝のワイドショーで取り上げていた不動産の空家問題で、

兵庫県姫路市で50年以上にわたり

屋根が崩れ落ち雑草に覆われてしまった空家の所有者が

なんと200名以上いるとの事で、

建物の解体をお願いしたくてもどこに連絡すれば良いか

途方に暮れてしまっている状況だとの事でした。

その際に家系図を調査したところ

その費用で約120万円、

期間が5ヶ月かかり存命者は90名強。

これだけでも凄い事ではありますが

際に出たのが「来孫(らいそん)」という親族者。

来孫(らいそん)っていう呼び名そのものは何だか聞いていて

「未来にかける孫」という感じで素敵な呼び名だとは思いますが。

しかし90名からの相続人から建物解体の合意をとりつけ、

解体費用を請求する、ことは並大抵なことではありませんし、

行政が窓口なってしまうというのはたいへんな作業であります。

近隣の方にしてみれば

何時崩れ落ちてしまうか判らない住宅が隣近所にあれば

台風や大雨の日は心配でおちおち寝てもいられません。

長野市内でも屋根にブルーシートが張りっぱなしの空家や

瓦屋根が少しずつ崩れ始めている空家を見かけますが、

こういった空家もあと何年かすれば

空家問題の対象物件になってしまうのでしょうね。

来孫まで繋がる登記変更手続きが絡む物件のケースは

過去にはありませんでしたが、

時には前所有者さんからの名義変更をしていなかったり、

担保提供したまま抵当権抹消をしていなかったり、で

相続人複数から署名捺印をもらう売買契約もありました。

皆さん金銭を要求するでもなく協力いただけましたが、

これが何十人からもの署名捺印となればスムーズにいくかは不明です。

いざ「売買契約を!」となった時に困らないように、

現在の所有名義や抵当権抹消に関して調べておきましょう。

不安な方は相談いただければ調査致します。