名古屋市のとある住宅街で

若者を狙った『町内会費詐欺』が

連続して発生しているとのこと。

 

町内会にほとんど参加することのない

若い人を狙っている事件ですが、

この犯人なかなか目の付けつけどころが

考えられていると感心してしまう。

 

しかも搾取する金額が３,０００円で、

いかにも地区の役員をやっています世代の人が

集金に来るのだから来られたほうは

「面倒だからまあいいか」となってしまう。

 

酔っぱらったおやじが

「帰りの交通費まで飲んでしまったので

電車代５００円貸して」と

ひと昔前に流行った寸借詐欺みたいなものですね。

 

例え３,０００円でも何十世帯もある集合住宅なら

１回の集金で数万円にもなるのだから

効率は凄く良い。

 

と感心している場合ではなく

こんな詐欺に遭わない為の回答方法をお教えします。

 

家賃や共益費のほかに

「町会費」名目で費用が引き落とし

（または自分で振込）されている場合には

自信をもって「何のための町会費」か確認します。

 

既に町会費を払っているのに更に町会費

の集金って基本おかしいですね。

 

納得がいくいかないは関係なく

「大家さんもしくは管理会社に

確認してから支払います」と

すぐには支払いしないで、

必ず相手の連絡先を確認して下さい。

 

本当に町の役員さんで本当の集金であれば

連絡先を告げますが詐欺の場合には

これでお引取りいただけるはずです。

 

町内会によっては、

例えばお祭りの寄付や災害時の募金等

普段の町会費とは別に集金する場合もありますが、

その場合には事前にお知らせがあったり、

集金する人も名前や連絡先は明かすものです。

 

普段特別に町会費を支払っていない場合には、

かなりの確率で集金に来た人を

信用してしまいがちですがひと呼吸おいて、

「何の役員さん」か相手に確認し、

「名前と連絡先」を教えていただきましょう。

 

詐欺の場合ほとんどはこれで反撃できますが、

更に食い下がられた場合には

「この建物は大家さんが全て支払っています」と

言って一旦お引取願います。

 

その後大家さんまたは管理会社に

連絡をして確認して下さい。

 

当社でもそうですが

単身赴任や独身者の方が住むアパートなどでは

当社が代行して町会費を地区に支払い、

ほかの寄付や募金も地区にお願いして

当社に請求していただきます。

 

町内会に接する機会の多い家族住まいの人の場合には

町内会とのつながりを持っていただくように

指導させていただきますが、

独身者の方の場合には

一旦は当社が窓口となるようにしています。

 

以前お聞きした町では、

同じ役員が何十年にもわたり集金係を担当していましたが、

その人がお亡くなりになり蓋を開けてみたら

ほとんどが使途不明だった、なんてケースもありました。

 

塵も積もれば山となる、ではないですが

例え３,０００円でも頂くほうが大きな金額です。

 

支払いに「おやっ？」と感じる事があったら

落ち着いて「関係者に確認します」と

回答しましょう。