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おやじによる
おやじブログ

2023.09.13おやじチャンネル

退去してくれてありがとう!と言われた入居者さん

とある賃貸物件に新しく入居した方より入居早々
建物全体が騒がしい」
「車両音が五月蠅い」とのクレームを頂き、
全入居者さんあてに当社より
お願いの文書を発送しました。
文書を送付した翌日には、
以前からこの物件に入居しているAさんから
「リアルトさんこのクレーム〇〇号室の入居者さんでしょ」と連絡を受けます。
何やら不穏な雰囲気もあり
「何か直接苦情受けましたか」と尋ねると、
入居早々にチャイムを鳴らされ
「静かにして欲しい」と文句を言われた、
とのこと。
Aさんとしては以前と変わらない生活スタイルで
無理に生活音を出している自覚もなく、
またテレビ等の音量も必要以上に
あげていることもないので、
そんな苦情を言われる覚えはない、
ということで、
そこに当社から苦情の文書が届いたので
「あ〜あの部屋の人だね」となったそうです。
何度かにわたりこの苦情申し立ての入居者さんより
同じ内容でクレームを受けますが、
既に他の入居者さんには
お願い文書を出しているので
これ以上の対応は難しい旨を
説明させて頂くのですが、
納得は出来ないとの事。
そんなやり取りを何度か重ねているうち、
入居者さん自らが
「こんな建物入居しているのは我慢できないので他に移る」という申し出が。
一連のやり取りは大家さんにも
相談済でしたので
本来1ヶ月前予告での退去受付ですが
今回は特例で即時解約としました。
また、入居期間もわずかでしたので
退去時原状回復も免責とし、
とにかく退去してもらうことを優先に。
退去立ち合いも無事に終わり
「やっと終わった」と胸をなでおろしていると
連絡をくれたAさんとばったり。
樋口さんやっと出たね!」と
Aさんも嬉しそうです。
他の入居者とのふれあいが薄れていく現代ですが、
この建物は長く入居している方が多く会えば
「こんにちは」程度の挨拶は皆さんがしており、
どんな入居者さんがいるかは
凡そ把握されています。
なので今回のクレーマー入居者さんが
退去したことで
入居者さん一
「退去してくれてありがとう!」なのです。
入居申込書では、
勤務先がしっかりしており、
家賃を支払うだけの収入もあるので
特に問題なく契約を進めましたが、
わぬトラブルに巻き込まれてしまい
痩せる思いでした。