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おやじによる
おやじブログ

2023.11.16おやじチャンネル

自社の利益しか考えないアパート建築

長年かけて探し求めた終の棲家。
目の前のコインパーキングや
月極駐車場が将来どうなるか
少し不安ではあるものの、
サンサンと降り注ぐ日差しには
感謝感激である。
ところがある日突然
「南側の駐車場(空き地)にアパート建築させていただきます」
とハウスメーカーの社員が挨拶に訪れる。
家族総出で「どんな建物が建つのか」
日当たりはどうなるのか」と
戦々恐々とした毎日に。
地鎮祭も執り行わずいきなり大きな重機が来て、
土地の掘削が始まり、
大勢の職人が代わる代わるやってきては
3ヶ月かそこらで完成してしまう。
折角の日当たりも眺望も一気に奪われてしまい
昼間でもリビングには照明を灯さないと真っ暗闇。
高さ10mほどの「高い高い壁」
南側を塞がれてしまってはどうすることもできない。
あれほどの日差しと眺望はどこへやら。
聞けば大家さんという存在は無く、
投資家と呼ばれる人が「所有」しているだけの箱で、
管理運営はすべてハウスメーカーの子会社が。
だから北側のお宅の日当たりや
眺望なんてどうだって良くて、
自分の建物さえ上手く運営され
投資利回りが合えば良いのだろう。
建築基準法に違反した建物ではないし
自分の敷地を有効利用した建物だから
確かに悪くはないが建築した
会社のイメ−ジはどうなのだろうか。
大都市の都心部であれば競うように建物を建て、
わずかな隙間しかないような高い壁を作っていくが、
ここは地方都市長野。
どうなんだろうか。
私の家の近隣でも最近自宅の建て替え現場が
多くなってきているが
皆一様に近隣者には配慮している。
アパートと住宅の違いはあるものの
やはり建築会社へのイメージはあるだろう。
北側のお宅に配慮せず壁のようなアパートを建築し
自社の利益のみ追及している大手ハウスメーカー
住宅を建てるお客様にはお薦めできない。
何故なら近隣に「あんな家建てやがって」と遺恨を残す。
投資だから近隣住民のことはどうでもいいや、
なんて考えていたらいつかしっぺ返しを食らうだろう。