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おやじによる
おやじブログ

2020.05.30おやじの活動報告

『誠意を見せろ』と迫ってきた騒音クレーム対策の事例です

新型コロナウイル感染防止の為在宅ワークをされている方が増えてきています。

共同住宅にお住まいで普段は日中家にいなかった方が
在宅で気になりだしたのが『生活音』です。

特に単身赴任の方が多くお住まいになっているマンションの場合
ほとんどの方が生活時間帯が同じ為
平時ですと朝晩は少しがやがやした生活音がするものの
昼間の時間帯は建物全体が「シーン」として います。

そんな中で在宅ワークをしていれば
少しの生活音も気になりだしてしまうと『気に』なって仕方ありません。

共同住宅ですのでお互い様の部分はあるのでしょうが、
一度気になると止まりません。

管理会社に毎日のように電話をし
『うるさくて仕事ができない、なんとかしろ!!』と。

でもそう言ってくるのは1人だけで
他の住民の方からは特に何の苦情もきませんが。

なんとかして欲しいのはこっちのほうで、
毎日毎日電話され文句を言われるこちらの身にもなって欲しいものです。

一日も早く会社に出勤して会社内で文句を言って下さい。と願うばかりです。

既に退去したある管理物件で
こんな凄いクレーマー?と対峙した事例を紹介します。

その入居者から夜も明けぬ朝こてっぱら早くに
私の携帯に着信があり「おい!樋口さん!!!
下の階の住人が夜中酔っぱらって部屋の壁を叩いていたぞ」

凄い剣幕でまくたて「すぐ俺の部屋に来い!!」と。

朝の活力源であるバターにジャムたっぷりのトーストも
食べられずに飛んで行くと、本人は酒に酔った雰囲気で
ベットに寝そべったまま、
「下の住人のせいで俺は寝ることも出来なかったのだから
下の住人に詫びを入れさせろ」
と。

その前に原因を作ってしまった張本人から事情聴取をしますと、
確かに酒を飲んで転びそうになり壁に「ドン」とあたって しまったらしい。

自分も良くは覚えていない、とのことでしたが
確かに騒音が出たのは間違いないのでいくらでもお詫びにいきますよ、とのこと。

早速、その旨クレーマーになりつつあるこの入居者に伝えると
お詫びはいらなから『管理会社として誠意を見せろ!!』と。

何故原因を作った張本人ではなく管理会社が出てくるのかは意味不明ですが、
『誠意ってなんですの?』と確認しても
『そんな事は自分で考えろ!!』の一点張り。

誠意の意味が分からないし、
他人が仕出かした不始末を管理会社だからといって
誠意を見せる必要があるのかも分からない ので、
「では誠意の意味を考え、意味が分かり次第連絡します」とその場を退散。

勿論そんなバカな事を真剣に考える必要もないので
この事はほったらかしにしておくと
『まだ誠意が無い』としつこく 電話がくるので、
「お宅の考える誠意を文章にして送ってくれれば考えます」と回答。

「俺様入居者様」という感覚でいるのか、
本当のクレーマーなのかは不明ですが、
面倒なので契約企業の総務担当者に一連の 内容を報告すると、
見事にその後の連絡は一切なくなり、
おまけに異例の時期の異動まで発令されることになりお見事退去に なりました。

リピートいただく企業様なので
本当はこんな対処ではなく何か違う方法であれば良かったのかも知れませんが、
毎日毎日こんな クレーム電話を受けていれば食事も喉を通りません。

法人契約だったことが救いであったのは事実ですが、
これが個人契約だったらと思うとゾッとします。

最近は隣室に誰が住んでいるのかも分からない希薄な共同生活ですから、
日頃気にならない事が気になると
たいへんな事件になってしまう場合もありますので
十分に御注意いただき生活いただくと幸いです。

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