こんにちは。

おやじ２人で毎日頑張って営業中！

おやじ不動産こと不動産屋リアルト長野の

樋口 正志  です。

 

 

先日、札幌市で４２人が重軽傷を負う爆発事故が発生しました。

当初は「隣にある居酒屋さんのカセットボンベから漏れたガスに引火したのでは？」と

報道されていましたが調べてみたところ、不動産屋が消臭スプレー缶１００本以上の

ガスを抜いた後、瞬間湯沸かし器を使用した瞬間に引火・爆発したとのことです。

 

実は、私も以前これと同じことをしてしまった経験があるので、ガス缶の残りガス抜きの

怖さは身をもって体験しています。

使用済のスプレー缶は穴を開けて残ったガスを抜ききってから缶ゴミとして廃棄するのが

長野市のゴミ出しルールです。

このガスを抜く作業は当然『屋外で行わなければいけない』のですが、その日は何故か

室内で作業をしてしまいました。

作業後、手を洗おうと瞬間湯沸かし器をつけた瞬間「ボン！！」と言うけたたましい

音がしたと思ったら、毛が焼ける嫌な臭いが立ち込め、鏡を確認すると髪の毛の一部が

焦げたり腕の毛が瞬間脱毛になっていたりと・・・！！

幸い大きな事故にも、火事にもならずに済みましたが、たった１本でもあのようになって

しまうんですから、１００本以上のスプレー缶だと思うと本当に鳥肌がたってしまいます！

 

今回の爆発事故で疑問に感じたのは何故不動産屋に『１００本以上の消臭スプレー』があるのかです。

大手不動産会社でアパートやマンションを借りる際に『室内消毒費○○円』と

言う様な表記を目にしたり、実際にお金を払わされたことはありませんか？

この『室内消毒』なる作業ですが、実際何をどのように消毒しているのか不思議です。

しかも不動産屋が・・？

前の入居者が退去した際には室内ハウスクリーニングを施工するのが当たり前になっており、

このクリーニングは専門の業者が施工します。

この段階でクリーニング業者は室内を綺麗に仕上げているわけなので、入居する際に更に

『消毒・除菌』っておかしいですよね？

しかも、この費用が結構高く１０,０００円から２０,０００円くらいとられます。

実際の作業現場を見ていないので内容は不明ですが、今回事故を起こした不動産屋は

恐らくこの消臭スプレーを室内に散布して「消毒しておきました！！」と、お客さんから

費用を徴収していたのでしょう。

その都度、処分をしていれば良かったものを大量にまとめておいて年末この時期に一挙に

処分して今回の事故が起きてしまったのだと私なりに推測していました。

仲介手数料半額！！みたいな謳い文句で営業している不動産屋も多いですが、

結果として他に何らかの名目でお金を頂かないと営業は厳しいんだと思います。

当社の様におやじ２人しかいないような会社であればノルマも無いし、あれこれお金を

頂かなくても営業していけますが、大手さんのように広告料・人件費・家賃諸々と計算したら

大変なことです。

いつからこの悪しき『消毒費』が発生したのかは不明ですが、今回事故を起こしてしまった

不動産屋はこつこつと貯めた『消毒費』の何百倍もの賠償金を支払うことになってしまうでしょう。

ガス缶の捨て方が悪く、このような大惨事を引き起こし、挙句の果てに不動産業界の悪しき習慣まで

露呈することになってしまった今回の事故ですが、死者がでなかったことは本当に不幸中の幸いでした。

教訓として、ガス缶の残りガスを抜く作業は絶対に屋外で行いましょう！！

くれぐれもお願いいたします！！

 

それでは～。

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