おやじによる
おやじブログ
2019.09.09おやじの日常
滞納した家賃を延べ4年かけ頑張って支払い終えた入居者さん!!
こんにちは。
おやじ2人で毎日頑張って営業中!
おやじ不動産こと不動産屋リアルト長野の
樋口 正志 です。
現在は当社に建物管理および家賃集金管理を委託されている、とある物件でのことです。
知り合いからの紹介で相談に来られた大家さん。
自分が所有しているアパートの入居者さんの、度重なる支払い遅れと滞納に困っているとのことでした。
今管理をお願いしている不動産にそのことを相談しても、
「うちは、入居募集の窓口をやっているだけなので、家賃回収は大家さんがご自身で対処をお願いします」
と、断られてしまったそうです。
因みに、大家さんに
「建物管理委託契約はきちんと締結していますか?」
と、確認しますと
「何ですか??それは?」
・・!?( ゚Д゚)
「では、どうやって今の不動産屋と契約しているのでしょうか?」
とお聞きしましたら
「契約書なんてないし、口約束だけですよ」
・・!( ゚Д゚)
まあ、口約束でも立派な約束ごとなので、当事者同士が納得していればそれで良しなのですが、事は家賃の滞納です。
大家さんにとっては、お金が入るか入らないか、とても大きな問題です。
滞納している金額を確認すると、なんと、家賃5ヶ月分!
これは不動産屋の範疇を超え、弁護士さんにお願いする事案なので、弁護士さんを紹介するお話しをするものの、
「5ヶ月分の家賃プラス弁護士費用じゃとてもやりきれない!樋口さんに回収できるだけ回収して欲しいのですが・・!」
と懇願されてしまいました。
私の辞書には『1ヶ月分の家賃が払えない入居者は、滞納した何ヶ月分もの家賃は絶対に払えない!!』とあります。
そんな持論をお話しさせていただき、最悪の場合、未納の5ヶ月分は回収できないかも知れないことと、家賃滞納に基づき契約を解除することの了解をいただきました。
それと、念のために管理会社に『入居募集に関する業務委託解約通知』を書留で送付していただきました。
さて、早速この滞納入居者に連絡をとり、滞納のことや度重なる支払いの遅れがある旨を説明しました。
この物件の契約者はご主人なのですが、家賃の支払いは奥様が担当しておりご主人は滞納していることを全く把握していませんでした。
何故なら、お給料が現金支給であったため、ご自分のお小遣いだけを抜いて、あとは奥様に渡していて、当然その中から家賃はきちんと支払われているものだと思っていられたからです。
今回、事の経過を聞いてビックリ仰天で、その場で夫婦喧嘩が始まる始末・・・( ゚Д゚)
とりあえず喧嘩は自宅で再開していただくこととして、溜まってしまった家賃の支払いと契約解除に関する具体的な話しをしましたら、ご主人から
「今後の家賃は毎月給料が出たらリアルトさんの事務所に持参します。溜まっている分は毎月分に5,000円上乗せして一緒に支払いますから、解約だけは勘弁して下さい。」
と、泣きつかれてしまいました。
その場で大家さんに連絡をとり確認すると
「自分の知り合いからの紹介だから、リアルトさんにお任せします」
との回答をいただいたので、早速支払いに関する書面を作成し、ご主人と奥様、それにご主人のお父様の、それぞれの署名捺印をいただき確約していただきました。
その後は本当に言葉通り、毎月25日近辺の夕方になるとご主人が当社の事務所に立ち寄って家賃を支払っていきました。
長い長い期間をかけた滞納分の支払いも先月やっと終了!!
ご本人も大家さんも、ホッと胸をなでおろしました。
しかし、元を正せば支払いを奥様任せにしてたことや、すぐに滞納を連絡しなかった大家さん、どちらにも責任があります。
4年もの歳月をかけて頑張って支払った入居さんにあっぱれ!!ですね!
それでは~。
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