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おやじによる
おやじブログ

2020.10.12おやじの日常

「2年前から壊れていたエアコン」どうやって使っていたの?

先日退去立ち合いをした物件での出来事です。

会社契約で居住していたのは中年の単身赴任の男性でした。

立ち合い日の一週間くらい前に〇月〇日の退去立ち合いお願いしますね、

と電話連絡がきました。

そして3日前、前日にも同様の電話がきます。

受けているこちらとしての印象は

「しっかりした入居者さんだな」と感心しきりです。

当日も『約束は〇時ですが今搬出が「こんな状況ですから」時間早まりそうです』

と御丁寧な実況中継まで。

そこまで細かい人なら退去立ち合いも特に問題ないだろうと

現場にはお気楽な気持ちで向かいます。が、

部屋に入ってビックリ仰天!!

「汚い・臭い・汚い・臭いの繰り返し+エアコン壊してる」です。

部屋中どこでも煙草を吸っており、

そこを追求すると

『いやいや煙草ではなく途中からはアイ〇〇だから煙は出てないはず』

と回答にもならないような回答。

 

風呂はカビだらけ、

洗面所の床はピンク色に変色、

極めつけはエアコンのルーバーにガムテープが。

聞けば「2年くらい前からルーバーの調子悪くて

自分でガムテープ貼って我慢して使っていた」

と何故かこちらが悪いとでも言うような物言い。

「我慢して」が妙に引っ掛かり

「我慢しないで連絡もらえばそこですぐ修理手配しましたよ」

「いやいやリアルトさん忙しそうだから」と訳の分からない珍回答。

会社契約だから問題ないだろうと高を括っていた自分が甘かった。

中年になってもこんな社員を雇用するその会社もたいへんだ。

いつまでもこの変な入居者と押し問答していても時間の無駄なので

退去立ち合いした署名をいただき早々にお引取りいただき、

室内の写真撮影大会です。

煙草のヤニを写真撮影するのはなかなかテクニックが必要です。

しかも今回の部屋のようにすべてがヤニの場合はどうしようもありませんが、

部屋の隅や、天井の照明器具との隙間など、

判明できる範囲を可能な限り撮影し、

ガムテープを貼られた無残な姿のエアコン、

カビだらけの風呂等いかにこの入居者の使い方が悪かったかを

証明できるように写真を撮りました。

早速資料をまとめ契約企業の担当者に提示します。

しかしこの会社この担当者もダメダメで全くなしのつぶて。

資料提示から約3週間してしびれをきらしたこちらから

「どうなってますか」の問いに「折り返し連絡します」で

回答してきたのはその担当者ではなく上司の方。

入居者も駄目ならこの担当者も駄目で全く手つかず状態だった様子で、

ほったらかしだった事が判明。

上司の方はこちからの状況説明をすぐに判断していただき

相応の工事代金を負担することで解決しましたが、

2年ほったらかしのエアコンは泣く泣く大家さんにお願いすることに。

幸い次の契約が直ぐに決まったので

「樋口さん。3、4ヶ月空室だったと思えばなんてことないよ」

と神のような優しいお言葉を。

他の物件でも立ち合いに行くと

「いや~住んだ当初から具合悪かったんだよね!!」という入居者がいますが

だったら早く連絡してちょうだい!!の巻きでした。

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