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おやじによる
おやじブログ

2023.06.19おやじの日常

不動産屋は多方面から見ていますよ

当社管理の2LDK賃貸物件に
2人で見学に来たお客様ですが、
最初から何だか怪しい。
というのも案内の初めから
てっきりご夫婦あるいはいずれは結婚するけど
取敢えず2人住まいをするのかと思ったら、
関係は親戚だとの事で
実際に住むのは女性1名のみ。
男性は親戚として心配だから同行してきたという。
それにしては案内中
今どきの夫婦でもしないような
腕組もどきまでしたり、
何やらアイコンタクトをしてみたりと。
恋人同士でも案内中には
「そこまでやらない」ような仕草をして。
いったいこの2人の関係は何なの?
親戚ってホントかよ。
というわけで物件案内も無事終了し、
会社に戻り「どうでしたか」と一応確認すると、
やっぱり女性から
「ぜひ契約お願いします」と回答が。
その間男は押し黙ったまま
じっと睨むような視線を投げ掛けてきている。
内心「これは絶対怪しい。何かあるし入居させてはいけないタイプだ」と不動産歴35年が騒ぐ。
ただ今のところ断る理由もないし、
と思っていたところ、
「保証人ではなく絶対に保証会社を利用させて欲しい」
とかなり強く要求してくる。
当社でお世話になっております
大家さんの中には保証会社ではなく
保証人で契約を希望される方もいるので、
必ずしも保証会社ありきではない、
旨のご説明をすると、
とにかく他の関係者へ連絡されるのが
面倒だから止めて欲しいとのこと。
何だかますます怪しい。
ここで押し問答していても
男の刺すような視線が痛いので、
入居申込書記載の注意事項を読み合わせてから、
入居申込書と保証会社申込書に記入いただき、
必要書類も預かる。
結果としてはその詳細までは書けませんが、
入居申込をお断りさせていただきました。
文句の電話が来るかと
ヒヤヒヤものでありましたが
無事にトラブルも無く時間が経過したので
やれやれ😥でしたが、
後日談があり実はこの2人が
本当に腕を組んで歩く姿を駅前でみかたのです。
あれほど親戚だと言い張っていた男が
かなりにやけた顔して。
親戚同士でもおつきすることが
決して悪いわけではないが、
何か事情があるのであれば
正直に打ち明けてもらえば
力になれたかもしれないが、
とにかく得体の知れない人であった。
物件案内以前の事務所に来店される、
現地待ち合わせでのこんにちは!から
不動産屋はお客様を見ています。
決して変な目で見ているわけではありませんが、
大家さんの代理人として
このお客様と契約を締結することが
問題はないかという多方面から
確認をさせていただきます。