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おやじによる
おやじブログ

2023.09.20おやじの日常

決断できない人

飛び込みで来店されたお客様。
「〇〇小学校近隣で土地を探しています」とのこと。
当社にお越しなった理由はわからないが、
偶然にも不動産整理のお手伝いで
当社にて買い取ったばかりの土地が希望エリアにあり、
そのお話しをさせていただくと
たいへん興味をもたれ直ぐに現地へ確認に行くことに。
当社にお越しいただいたのは奥様だけであったのですが、
直ぐに主人にも見せて検討するので少しだけ時間が欲しい」
という回答を頂き、
かなり前向きの感触を得ます。
何度かお話ししていますが不動産は「縁もの」ですので、
このようなご縁がすごく大切なのです。
奥様も「わけもわからずおやじ不動産に飛び込んでみたけどこんな偶然ってあるのですね」と喜んでおられ、
よくよく聞いてみれば
既に一年くらい不動産屋やハウスメーカー巡りをして
土地を探していたそうです。
奥様の喜ぶ顔を前に少しの不安材料は購入者である御主人が
まだ物件を見ていないことです。
賃貸のアパートでも不動産購入でも
だいたいは奥様が主導権を握っており、
奥様がOKを出せばほとんどが決まっていくのですが
今回はどうなることか。
奥様曰く「自分たちの条件にピッタリだし
これ以上の物件は絶対無いので主人を説得します」と解散しますが、
翌朝奥様から涙声で連絡を。
たいへん申し訳ないだがこの話しはなかったことにして」と。
詳しくお聞きすると、
御主人は住宅ローンを組むことに恐怖心を抱き
もし返済できなくなってしまったらどうするんだ」の繰り返しで、
奥様の話しをまともに聞こうともしないとのこと。
しかも万が一住宅
ローンを組むなら自分の実家が隣接市にあるから
そこを建て替えれば良いとも。
その実家はかなり不便な所で子供を育てるのも
ひと苦労するような場所で、
御主人自身も小さな頃は不便で嫌になるほどだった
所なのに「そこを建て替える」と言い張っているとのこと。
一年以上にわたり物件を探していた理由は、
条件に合う物件がなかった」のも一因かも知れませんが
最終的にはこの御主人の考えだったのではないでしょうか。
不動産を購入する人、
購入しない人はそれぞれのおかれている事情によって違いますが、
望んでいる家族がいるのに「決断できない人」恐らく
どんな物件と出会っても決断できないでしょうね。
不動産は価格も高く現金で購入できる人は
ごくわずかですから慎重になるのは当たり前。
しかしいつかは決断しないといつまでたっても購入はできません。