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2025.07.03スタッフのつぶやき

家賃の値上げについて考える

先日東京都のとあるマンション
で大家さんが代わったとたんに
家賃が2倍以上に値上げになってしまう通知がきたり
おまけにエレベーターのメンテナンスと称し
正常に稼働するまで使用禁止になってしまう、
という話題が連日ワイドショーで取り上げられていました。
結局、あまりの反響の大きさに大家さんが値上げを取りやめ
エレベーターも正常に稼働でできる状況になったようですが、
ここ最近家賃の値上げ話しは耳にします。
大手管理会社の物件では更新にあわせて
毎月の賃料が5,000円程度値上げになる文書が一方的にきたので
更新せずに他の物件に移りたい、というお客様も来店いただきました。
食品を初めとしていろいろなものが
値上げしている昨今ではありますが
家賃と食品がイコールにはならないと思うのだが
何故に家賃が値上げしているのか、
簡単に言えば「便乗値上げ」として考えてよさそうだ。
 
当社では現在家賃の値上げ交渉をしている物件はないものの、
先日事業用物件で大家さんより相談を受けた案件ですが、
この物件は契約より数年経過した際に
借主企業の業界全体が業績不振に陥ってしまい、
借主企業も業績が悪くなってしまった、とのことで
大家さんに直接談判し家賃の値下げをしてしまいました
元々の家賃が相場からみてもかなり低く
抑えていたにも拘わらず更に値下げをしてしまったので
大家さん的には利益はそこまで発生しないが、
「物件から退去されても困る」という不安から、
当社には相談せずに値下げの了承をしてしまった、というものです。
それから借主企業の業界もかなり復活はしてきたものの
賃料は据え置かれたままの状態でしたので、
大家さんから
「そろそろ家賃を前の状態に戻して欲しい」
という要望がありましたので、
今般値上げ交渉というよりも
『家賃の原状回復』交渉をいたしました。
建築後20年近く経過した建物なので
これからは外壁塗装、空調機の交換、
照明器具のLED化等費用が沢山発生しますので
家賃もそれなりに頂戴しておかないと
正常に賃貸していくこともできません。
事業用建物は契約期間が長期にわたる物が多く、
途中で家賃の値下げをしてしまった物件もありますが
そのような物件は家賃の見直しをしても良いかもしれませんね。

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