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おやじによる
おやじブログ

2021.01.18不動産のこと

金融機関のローン事前審査が不動産購入の第一歩です

住宅取得に向けての第一歩として『物件を探す』というテーマがありますが、

それと同時に行っていただきたいのが、

住宅ローンの事前審査です。

住宅を現金一括で購入するという方はほとんどなく

住宅ローンを組んで購入する方が大多数を占めます。

買主さんが金融機関より借り入れできる金額を

事前に知っておくのは住宅購入の大事な一歩ですし、

不動産会社や住宅会社と物件を探すうえでもスムーズに話しがすすめられます。

業者から物件を紹介され、

『この土地良いなぁ! この住宅良いなぁ!』となった場合

一番の心配はお金の事です。

この時すでに住宅ローンの事前審査を受けられ

『いくら位までの借り入れはOKいただいてます!』

と聞かされると安心して物件の紹介スピードを速めることができるのです。

良い物件はネット等の広告に出す前に水面下で取引されるケースも多くあります。

ネットに出ているイコール売れ残り物件では決してありませんが、

『この物件は足が速いだろうなぁ』と思うのは

すぐに話しをいただきます。

この場合に購入者さんの資金計画が既に出来ていると

売主若しくは仲介業者としては優先順位があがります。

物件の紹介をして気に入っていただいたのは良いが資金は大丈夫?となるよりも

金融機関での事前確認が出来ていれば、

あとは契約に向けて準備を進めていくだけです。

 

融資審査で実際にあったとても残念な事例を紹介しますと、

長野市内の人なら誰しもが知っている有名企業に勤務されているお客様で

融資も全く問題ないと思っていた方が融資NGとなってしまった事がありました。

詳細についてはお聞きできませんでしたが、

どうも大学進学時に借りた『奨学金』が原因のようでした。

今や奨学金を借りて進学する人は2.5人に1人程度の割合ですので

『借金』という意識が低くなってしまっているかも知れませんが、

この奨学金の返済が滞ってしまった場合でも

信用情報機関には『滞納者』としての登録をされてしまいます。

事前審査をする場合当然金融期間ではこの信用情報機関への確認をしますので、

ここで滞納者登録をされている場合には

借り入れ自体が厳しいものになったと判断されたと思われます。

物件も気に入っていただき融資も問題なしと考えていたので、

この事例の時はかなりショックを受けました。

 

物件を探す事に頭がいってしまいがちですが、

融資の事前審査はとても大切な事です。

必要書類もそれ程多くのものも要りませんし、

購入する不動産が決まっていなくても相談にのっていただけます。

今年はマイホームを!とお考えの方は

ぜひ取引のある金融機関へ事前に相談してみて下さい。