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おやじによる
おやじブログ

2022.01.22不動産のこと

コロナ感染拡大による売買契約の延期

昨年より売買契約の仲介を
させていただいている案件があり、
何事も無ければ本来は本年1月中に
契約を締結する予定でありました。
所有者様は仕事の都合で
関東圏に居住していますが、
月一回のペースで
長野市との往来していますので、
どこかのタイミングで契約を、
と買主様とも協議を行い、
あとはその日を待つだけの状況ではありました。
が、しかし双方のエリア
爆発的なコロナ感染者の増加のため
残念ながら売買契約は延期することとなりました。
長野県内は1月19日現在382人と
過去最高の感染者数になってしまい、
長野市も81人と増加の一途をたどっています。
毎日毎日全国放送での感染拡大ニュースを聞き
更に長野県内ニュースでも感染拡大を聞き、
耳をふさぎたくなってしまうほどの
恐怖感を覚えていきます。
 
不動産契約における最重要課題は
契約手続き前に行う「重要事項説明」です。
宅地建物取引士がその免許を契約者に
確認してもらい行う説明ですが、
コロナ感染拡大をうけ、
その説明がITを活用してできる
「IT重説」が普及してきました。
遠方から高い交通費を出して
重説をうける為だけに店舗へわざわざ行くのは
確かに無駄でした。
IT重説になれば宅建士は
顔写真付きの士証を契約相手に確認してもらい、
借主(買主)は顔写真の付いた免許証、
パスポート等を宅建士に確認させてから、
重説を行う。
という流れになります。
店に行く時間、
交通費の無駄を省け、
お互いの都合の良い時間のできるという
メリットもある為
今後は主流になっていくと考えられます。
 
しかし売買契約の場合には、
取引する金額が高額であったり、
どんな人が所有しているのか、
あるいはどんな人に購入してもらうのか、
不安な気持ちがあります。
そこで顔を合わせず重説〜売買契約は
まだまだ普及するには
時間がかかるのでないかと思われますし、
当社でも今回の契約は売主、買主、
双方に理解を得たうえで、
お互いが顔をあわせて
納得のいく契約ができるように
期日を延期させていただきました。
 
今後長野市にも
「まん延防止等重点措置」
が発令されることになるでしょうから、
あと1ヶ月程度は
長野市にも来ていただくことも、
関東圏に行くこともできないとは思いますが、
その間にしっかりと書類の確認を行い
トラブルの無い売買契約が
締結出来るようにしたいと考えます。