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おやじによる
おやじブログ

2022.01.14おやじの日常

不動産は売れる時に売らないと「負不動産」になります

既に個人間で不動産売買の話し合いが進み、
あとは名義人を決めるだけなのだが
なかなか相続登記が上手くいかないので
どうしたら良いか、
という相談をいただきました。
本来の相続人は4名なのだが
既に1名亡くなっている為
その相続人が2名となり
計5名での相続協議を行っているとのことです。
 
相続する不動産は自分達で利用することもないので
売却を希望していたところ市場に出回る事もなく
近隣の方から売却して欲しいと
相談されているとのこと。
その価格が相場からみて
高いか安いかは分からないが、
わかる事は
「きっと誰も欲しがらないような場所の不動産」
であることだそうです。
周りは農地が多く住宅もないような場所にある、
いわゆる田舎物件なので売りに出したところで
きっと買い手も現れないような物件だそうです。
そんな物件なのに近隣の方が購入してくれる、
と有難い話しが舞い込んできたのだが、
なんと相続人のうちの1名が売却に
「反対」しているのだとか。
利用もしていなければ利用する予定すらない
不動産の売却を反対している、
その理由はわかりませんが、
そんなことをして何の得になるのか、
とこの相談者さんは愚痴っておりましたが、
本当にその通リです。
市街地であったとしても
不動産は売れる時に売ってしまわないと
「負動産」になってしまう可能性が大きいものです。
相続人が1名でその相続人が
利用する(活用する)希望があるのであれば
そのまま所有するべきではありますが、
相続人が複数いてほとんどが
利用もしない不動産であれば
現金化して皆さんで分けて
今後の生活資金にされることをお薦めします。
持ち続けても固定資産税がかかったり、
空き家の場合には火事の心配やら
草刈りの心配やら
お金も使えば神経もすり減るほど使います。
相続人で話しがまとまらないうちに
購入希望者さんの気持ちが変わってしまえば
これからは永遠と「負不動産」を
所有しなければなりません。
お互いの気持ちが盛り上がっている時こそ
実らせなければいけないのが不動産の売却です、
と相談者さんには回答させていただきました。