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おやじによる
おやじブログ

2022.04.27不動産のこと

古家つき売土地購入の怖さ

新聞広告やネットでの不動産販売で
時々みかけるのが「古家つき土地」の広告です。
土地を売却する場合には、
もちろん土地のみの場合が基本ではありますが、
所有者さんが住んでいた住宅があまりにも古いため
「中古住宅」としては売却できないけど、
更地にする費用の捻出することも難しい、
という事情で買手がついたら建物を取り壊す、
もしくは売買金額を値下げするので
買主さんで解体して欲しい、
という意味での「古家つき土地」の売却なのですが、
このよな取引は相当な注意が必要です。
 
売買契約が締結され代金支払いが済んで
「さあ土地の引き渡しだ」と喜び勇んで
現地に赴いてもまだ古家が存在している。
仲介した不動産屋に確認するも
売主が手配して解体するって言ってますからお待ち下さい」と、
のらりくらり。
新築する建設会社からは
「早く更地にしてもらわないと地鎮祭すらできないし、
着工できませんよ」と催促が。
両者の板挟みになり
「約束が違う」と怒り心頭になっても
事は進んでいかず、
結局は自己費用で解体して、
その費用を前所有者や
仲介業者に請求するような事態になることも。
 
また、
売買価格を値下げできた喜びで
「いいですよ。解体は買主が解体屋にお願いしますので」
なんて言ってしまえば、
売主もその仲介不動産屋もラッキー!です。
だってその建物を解体して
その敷地の地中からは「何がでるかな?」で、
万一ガラが出てしまえば
どれだけ費用がかかるかはわからないし、
値下げした分以上の費用がかかれば
元も子もないですよね。
そんな古家だから建物自体は昭和20年、
30年代の建物なので
概ね坪あたり5万円前後の計算で良いかと思いますが、
ガラだけは一見では簡単に費用計算できません。
ここは、
売買価格を少しばかり値下げしてもらうよりも
更地渡しでお願いできませんか」と
きっぱり確認したほうが良いでしょうね。
 
いずれにしても
この「古家つき土地」には要注意が必要ですし、
飛びつきは厳禁でその内容を確認してから
検討されることをお薦めします。