おやじによる
おやじブログ
2022.04.26おやじの日常
残されたエアコンや照明器具は誰がメンテナンスするの?
アパート等賃貸物件から退去する際には
「原状回復義務」 が入居していた方に課せられます。
原状回復とは入居した時の状況に戻して
大家さんへ引き渡しなさい 、
ということなので
自分が設置した家具家電は持ち出し、
残置物がない状態にしなければいけません。
しかし、
そのまま残していきたい 、
という入居者さんがいます。
そしてまたこれを許可してしまう大家さんもいます。
次の入居促進のためにエアコンや照明器具がついていれば
自分の腹を痛めず
グレードアップできる と思うのでしょうが、
ではこの残された備品が故障などしてしまえば
誰がその責任をとるのでしょうか。
新しい入居者さんにすれば
「 入居した部屋の備品だから大家さんでしょ」となりますが、
「俺が(私が) つけたわけじゃないから
入居者さん若しくは不動産屋でしょ」 となってしまいます。
実際には前の入居者さんが残した備品を
そのまま付けておいたわけ なので
大家さんが修理、
交換すべきなのですが、
大家さんもいるのが事実なのです。
入居者を仲介した不動産屋の責任だから
不動産屋が費用を負担する のが当然だろうと、
過去本当にあった話しで、
当社に費用請求された事例もありました。
入居者さんからいただく家賃は
自分の懐にがっちりしまいこんで、
おかしな話しなのですが、
その大家さんは
「俺がつけたものじゃない」 の一点張で
聴く耳をもちません。
大家さんに
「 前の入居者が残していった残置物のエアコンですから
大家さんの持 ち物ですし管理義務は大家さんですよ」
と何度も説明しやっとのことで
理解していただき修理費用を負担し ていただきましたが、
結局一年経たずに交換する事に。
前の入居者との退去立ち合いをした不動産屋からは
「 勿体ないからそのまま付けておきなさい」とアドバイスをされて
それを真に受けそのまま残置してしまった
その大家さんには高い授 業料にはなったものの、
結果として本当の設備が新しく
なったのだから良し、
と最後は納得いただきました。
入居募集チラシに
「 エアコン1台は残置物で保守管理は入居者負担」
その費用は入居者さんにお願いできるでしょうが、
いくらタダで良いから残していきたいと言われも
安易な気持ちで
「 あ〜あもってえねからよからず」
なんて答えては駄目ですよ。
昔から「ただより高いものは無い」 と言われてますよね。