おやじによる
おやじブログ
2020.11.09おやじチャンネル
実家もしくは自宅に帰省する場合「電気のブレーカー」は落とさないで下さい
転勤などで今年長野市に初めてお住まいになられた方へ
お願いしたい大切なことがあります。
それは自宅を留守にする際には
絶対に電源ブレーカーを落としてはならないことです。
長野市内朝晩かなり冷え込んできて
先日は最低気温が零度の日もありました。
今年は雪の便りも早く聞かれそうで、
また大雪になるのではないかと予想しています。
あと1ヶ月もすればそろそろ冬休み(年末年始休み)の
帰省や旅行の予定もたて始めてくるのではと思いますが、
長期間自宅を留守にする場合には
「電気のブレーカーは絶対に落とさない」でお出掛けして下さい。
以前当社が管理するアパートで実際に起きてしまった事故ですが、
1月1日の早朝まだ昨夜の
年越しそばの余韻が残っているような時間帯に
携帯電話へ見知らぬ番号の着信が。
不安な気持ち100%で電話に出ると
『隣の部屋の給湯器から水がじゃんじゃん溢れて出ていますよ!!!』と
緊迫した声での連絡です。
落ち着いて話しをお聞きすると、
どうも隣室の給湯器が破裂している様子で
その機械本体と配管から水が溢れ出ているとの事。
着の身着のままの状態で取り敢えずカッパ着用、軍手、
タオル持参で現場に向かうと確かに廊下が
「オンザプール」状態で水浸し。
すぐに大家さんにも連絡をしましたが
この時間では当然一度で電話に出ることもなく
何度目かの電話でつながり事情説明する間も惜しく
「すぐ来ていただけませんか」のSOSコール。
新年の挨拶もそこそこに現場で2人オロオロ状態です。
あとになればそれ程おろおろするものでもなく
給湯器に水がまわらないように水道の元栓を閉めてしまえば
問題なかったのですが、
その時は大家さん、隣室者、私、と皆で慌てふためいていました。
カッパ着用の私が代表して
給湯器の水が機械にまわらないように水浸しになりながら止め、
やっと給湯器からの噴水が止まりました。
急いで当社のメンテナンスをお願いしている
会社の社長さんに現場に来てもらい
応急措置をとり事なきを得ましたが、
結局この給湯器本体は交換しなければなりませんでした。
会社へ行き入居者さんに顛末をお話しさせていただき、
「まさかブレーカー落としてないですよね」と確認すると、
奥様から「電気料金が勿体ないのでブレーカーを落として
帰省するように言われそのままブレーカーを落としてしまった」とのこと。
当社では入居時の説明書および入居時の説明で
『冬季期間は絶対にブレーカーを落とさない様に』と
口を酸っぱくしてお願いしていたのですが、
原因はブレーカーを落としてしまったことで
『給湯器の凍結防止帯』の電気が入らず凍ってしまったことを
メンテナンス会社社長より説明をさせていただきました。が、
わずか数百円もしかしたら数十円の電気代節約の為に
十万単位の工事費用を支払う事になってしまうとは
本当にもうらしい(長野弁でかわいそう)事故でした。
現代の賃貸物件は性能も良くなり給湯器自体も
寒冷地仕様になっているようですが、
くれぐれも勿体ないからとブレーカーを落として
長期間留守にする事が無いように注意して下さいね。
万一帰省先で移動制限がかかり
長野市に戻れなくなってしまったなんてことになったら大変ですから。