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おやじによる
おやじブログ

2023.05.26おやじの日常

故障個所を確認せず高額な費用を請求する管理会社

昭和60年代に建築された
大手ハウスメーカーの賃貸アパート。
その大家さんは複数の賃貸物件を所有しており、
一部の物件は当社でも管理をお手伝いしている。
当社管理物件の契約手続きで
大家さん宅にお邪魔したところ、
樋口さん、○○○ハイツの窓ガラスが上手く施錠できなくて管理会社に修理のお願いしたら、修理ではなくサッシ交換で40万近くの見積きたけど、どうしたら良い?」と。
見積書の内容を確認させていただくと、
築40年経過したアパートの一部窓ガラスのみ
「ペアガラス」に交換するという内容。
その他の窓ガラスはすべて単板であり、
室内も40年経過したまま、
だけどその窓ガラスだけはペアガラスに交換する、内容です。
しかも、
施錠出来なくなってしまった窓ガラスが
修理出来ないかの現地確認はしていないとのこと。
単板ガラスとペアガラスでは断然ペアガラスのほうが、
冷暖房の効率もよくなり省エネにもつながるし、
結露対策にもなります。
また、
古い建物の場合には防音対策にもなってきますが
隣接室がない窓であれば防音効果は必要はありません。
大家さんも「ここで窓ガラス2枚に40万は痛い。これだけかけるならTVドアホンを皆さんに設置してあげたい」
という希望もあったので、
当社がメンテナンスをお願いしている社長に連絡し、
早速現地でお部屋に立ち入らせて頂きました。
入居者さんも施錠さえきちんとできれば
窓ガラスをバージョンアップして欲しいという
望はないとのこと。
現地でものの10分程度するとスムーズに施錠可能に。
入居者さん自身にもやっていただくと普通に施錠できます。
「これで問題ありません。大丈夫です。」と
確認いただき作業は無事終了。
大家さんも「40万浮いたので他の修繕に回したい」
と大喜びでしたが、
問題はこの管理会社の姿勢です。
現地確認や修理可否の確認も一切しないで、
いきなり高額な見積を平気
提出してしまうこの神経は如何なものか。
管理料や仲介手数料のノルマが達成できない
不要な工事をやらせ工事会社からの手数料を
稼いでいるのかも知れません。
入居者がなかなかつかず
空室が続く大家さんにしてみれば
今ここにあなたの物件に入居したいお客様がいますよ」
と甘い言葉で入居者を紹介され、
その後建物管理まで任せてしまえば、
もう不動産屋の思う壷です。
大手だから大丈夫。
任せてあるから心配ない。
入居者が希望する修繕工事だから絶対に施工しなければ。
本当にそうでしょうか。
大家さん自身も時には出向いていただき
一緒に入居者の声を聞いていただき
入居者が本当に求めているものは何かを確認して下さい。
築40年経過したアパートだからこそ
一枚の窓ガラスではなく全体を見つめ直し
気持ちよく生活いただくことが
大家さんにとって最も大切なことだと思います。