おやじによる
おやじブログ
2021.01.27おやじチャンネル
現地集合で物件案内をしたら・・・怖~い
新型コロナウイルス感染予防の為、
賃貸物件の案内は「現地集合」が合言葉になってきました。
以前はほとんどが一度来店いただき
紹介する物件を確認してから現地まで行き実際の物件案内をしていました。
開業して5年程たった頃のそんな稀な現地集合から物件案内での恐怖体験です。
それは一本の電話から始まります。
「お宅の会社で広告を出している○○マンション今日室内見せて欲しいんだけど」
特に変わった様子もなく紳士然とした会話で違和感も感じませんでした。
「一度会社まで来ていただきたいのですが」
「時間がないので現地集合でお願いできませんか」
という会話を経て時間を決め現地集合にさせていただきました。
せっかちな性格なので集合時間15分前に現地でお待ちしていると、
黒塗りの○○ツ、ク○○○ほか5台ほどが連なってやってきます。
身体中の血管から汗がタラタラとしたたり落ち始めます。
緊張で足が震えてくるのがわかりました。
Vシネマに出演している感じの男性と着物姿の女性が車から降りてきて、
物件の見学スタートです。
勿論おつきの怖いお兄さんもそろりそろりと一緒に室内へ。
そのうち1人のお兄さんが煙草を取り出し吸い始めました。
緊張で声も震え、足はガクガク状態ではありましたが
「たいへん申し訳ございませんが室内禁煙でございますのでお煙草は御遠慮下さい」
と勇気を振り絞りお願いしてみます。
かなりの低音で「不動産屋さんに迷惑かけるな!!」
とうえの方からそのお兄さんへお叱りが飛びますが、
聞いているこちらは完全に顔面蒼白状態ですね。
そんな状態でも見学の案内に手を抜くわけにはいきませんので、
一生懸命に建物の設備や駐車場、
町内会の当番などなど説明をさせていただきます。
案内の結果、駐車場が狭く希望する台数が確保できないのと、
家族連れが多く住む建物で町内会の当番やゴミステーションの当番もある事が嫌で、
先方から申し込みの返答はいただきませんでしたが、
ヒヤヒヤの物件案内だった記憶が今でも思い浮かびます。
現地集合はコロナ禍では当たり前になり、
どんな方が物件を見学に来られるか予想はつきませんが
若かりし頃に経験した怖い物件案内でした。